令和5年度 第2回なでしこBC連携パトロール開催

11月17日(金) 当社主催のなでしこパトロールを開催いたしました。
なでしこBC連携企業13社に加え、徳島河川国道事務所、徳島県西部総合県民局、つるぎ町役場、そしてしまね建設産業イメージアップ女子会の皆様がご参加くださり、総勢約80名の大規模なパトロールとなりました。

午前中の座学では、はじめに(一財)危機管理教育&演習センターの細坪先生から『ますます多様化するBC』と題してご講演をいただきました。
初動対応にポイントを置いた今までのBCに加えて、これからは組織同士の連携や災害後の資金繰りもポイントとなってくること、さらには、環境の変化をビジネスの機会と捉え、レジリエンス(困難な状況に対してもうまく適応できる能力)を高める経営について、わかりやすくご説明いただきました。
本質的なポイントとして、なでしこBC連携がおこなっている連携の核としての『お互い様BC』というコンセプトの重要性も再確認できました。

建設業振興基金の田中様からは建設キャリアアップシステム(CCUS)の導入背景や、今だからこそ留意できる登録時の実践的なポイントについてご講演いただきました。
「若者が安心して働き続けられるような建設業界になってほしい」というメッセージには、参加者の多くが共感しておりました。

今回パトロールを開催した【沼田堤防護岸(その3)外工事】の現場監督から、現場での事故防止対策・安全対策について、ARなどの最新技術を活用している内容を説明いたしました。
対策の一つとして、定点カメラを設置してYouTubeライブ中継にて、現場の状況を配信しております。これは現場に緊張感を生みだし、事故防止や常時整理整頓、自社の魅力を外部発信するために行っています。
また、完成後のイメージをARで見える化し、作業員同士の施工プロセスを共有する取り組みについては、自社の現場にも取り入れたいという声があがりました。

徳島県西部総合県民局の黒川様からは土育について熱心に学ぶ小学生の様子と、森林土木工事PR動画『「新・金太郎」森林土木で働く!』をご紹介いただきました。

昼食は当社と倭麺工房による炊き出しカレーと素麺を提供いたしました。日頃より炊き出し訓練を実施しているため、手早く温かい状態で食べていただくことができました。

午後からは、【沼田堤防護岸(その3)外工事】現場で、なでしこパトロールを行いました。
掲示板やトイレ、休憩所などを細かくチェックし、CIMを活用した重機の安全アラームが作動する様子を視察していただきました。

その後の意見交換会では、グループに分かれて講義やパトロールなどについて、意見を出し合いました。
現場パトロールに関して、「整理整頓が出来ており清潔だった」「男女のトイレが離れているのが良かった」という意見が多く、その他、「施工体系図の完了表記が、今どこまで工事が進んでいるか分かりやすかった」「雨水を利用した靴のドロ落としがSDGsで良い」 と評価する意見や、「鍵はボックスがあればもっと良い」「安全掲示板の固定があまい」など改善すべき点もあげられました。
今回の意見を参考に、引き続きブラッシュアップし続けてまいります。

ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

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