労働安全衛生大会を開催

令和6年12月6日、井上組安全協議会主催の第39回労働安全衛生大会を執り行いました。
来賓の方々や協力会社の皆様にご出席いただき、誠にありがとうございました。

はじめに、三好労働基準監督署 署長の渡辺様のご講話『建設業における労働災害の防止』では、最近の建設業における労災発生状況と防止対策について、事故の型別特徴や傾向に基づき、特に多いとされる墜落・転落災害の防止対策では適切な足場・作業床の設置や安全帯の使用、増加傾向にある転倒災害の防止対策では、4S活動やKY活動また職場に潜む危険を見える化し、安全衛生意識の「気づき」を共有することも効果的であると教わりました。

次に、国土交通省徳島河川国道事務所 吉野川貞光出張所長 加宮様のご講話『工事事故について』では、実際に発生した事故事例の発生概要とその対応案について説明をされ、労働災害発生の防止対策として、新規入場者教育の重要性と多種・多様な事故事例を工事関係者全員で共有し留意すること、あわてず手間を省略することなく腰を据えた作業をすること、安全管理が何よりも最優先することが重要であると認識することができました。

また、徳島県美馬警察署 交通課長 都築様のご講話『交通安全講習』では、県内の交通事故の現状について、死亡事故が増加傾向で特に高齢者の割合が多くなっていること、交通事故の代償では刑事責任が問われること、交通事故後の適切な対応措置、夜間の交通事故の防止対策では、夜間特有の危険性の認識と「予測運転」の重要性について説明をされ、一人ひとりが地域の模範となる安全運転の大切さをお伝えいただきました。

第二部では、フィオレ社会保険労務士事務所 特定社会保険労務士 杉本様より『ハラスメント防止研修』を社員研修としてご講演いただきました。ハラスメントの定義として、相手を不快にさせたり、傷つけたり、不利益を与えたりすることであると理解すること。ハラスメントのない職場づくりについては、社員一人ひとりが働きやすい職場を目指していくこと、風通しがよく相互を思いやる気持ちを持つことの重要性について学びました。

これからも社員一同、一人ひとりが安全衛生に対する意識を高め、安心快適な職場づくりと労働災害事故を起こさないとの決意を新たに、今年度のスローガン【ゼロ災害 器具の整備とみんなの自覚】と共に専心努力してまいります。

 

 

 

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